新橋演舞場 建設

新橋演舞場とは東京都中央区銀座木挽町にある劇場の事です。新橋演舞場の新築開場は、大正14年のことです。
京都や大阪には立派な演舞場や歌舞練場があるのに東京にないのは残念だという川村徳太郎の想いから新橋演舞場株式会社を設立したのが起源だといいます。
建設以前は、荒れ果てた空き地で草木も生い茂り夜道を歩く人も居ないような不気味な所だったようです。多くの優れた専門家が結集し大正12年に着工。その途中で関東大震災に遭い一時工事を中止するハプニングもあったが全工事を完了し開場にこぎつけた。
第二次世界大戦では空襲のため、外周りを残して焼失。
昭和23年に復興されたが、終戦直後の再建のため舞台の規模を生かした舞台機構や諸設備がお客に受け入れられなかった。そこで昭和57年に新装されたのが、日産自動車本社ビルと複合し建設された現在の新橋演舞場です。

新橋演舞場 市川海老蔵

2008年の新橋演舞場の年頭を飾る初春花形歌舞伎では、成田山開基1070年を記念して通し狂言・雷神不動北山櫻を公演いたします。
この雷神不動北山櫻は、今から約270年前の寛保二年(1742)正月に大坂の佐渡嶋長五郎座で初演され、
同年七月まで打ち続け記録的な大当たりをとった作品なのです。成田不動尊の申し子とも伝えられる二代目市川團十郎が初演した作品を、
成田山新勝寺の開基1070年という節目の年に、市川海老蔵が挑むのは誠に意義深いことだと言えるでしょう。
また今回の公演では、原作の台本や従来の台本を参照し更に新たな構想のもと、市川海老蔵が粂寺弾正・鳴神上人・不動明王の三役に加え、早雲王子・安倍清行の合計五役を勤める。そして、歌舞伎では初めての試みとなる空中浮遊などが、大変話題となっております。話題満載の
雷神不動北山櫻を是非見に行って見てください。
 

新橋演舞場 公演、食事 

新橋演舞場は、リニューアルして高級ホテルのようなロビーになり2階はソファやお一人様席も充実しており、より新橋演舞場で楽しめるポイントだと思います。売店は1、2階(プログラム、弁当、土産物)。
食事処は地下2階ラウンジ東・2階お食事処KA BE SU cha-ya・ 雪月花。 喫茶は1階KA BE SU deli。
その他で1階にコインロッカーがある。劇場では飲食物持ち込み禁止なことが多いのですが、歌舞伎座や新橋演舞場は公演を見ながら席で食べたり飲んだりできます。席で食べる以外にも、歌舞伎には幕間(まくあい)という休憩時間がありゆっくりと食事をする時間があり
ます。幕間は長いと30分もあるので、この休憩時間を使ってお弁当を食べたり、お食事処でお食事したり出来ます。
お食事処は要予約です。お弁当を予約して、新橋演舞場で公演だけでなく食事も楽しんできてみてはいかがでしょうか。

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